ANA

ANAは「あんしん、あったか、あかるく元気!」をモットーに、日本を代表する航空会社として世界中のお客様に最高の体験を届けています。 国内外を網羅するネットワークはもちろん、空港ラウンジや機内食といった細部に至るまで心地よい旅を追求し、常に時代の先をいくサービスを提供し続ける姿勢は、旅客や業界から高く評価されています。 また、環境保護や地域貢献といったCSR活動にも注力し、持続可能な未来の実現に向けて歩みを進めています。

今回の「宙人」ではBoeing777とBoeing787、de Havilland 114 Heronのモデルプレーン、Boeing767の窓枠を展示しています。

1950年代のローカル線を支えたde Havilland 114 Heronは小型機ながらレシプロエンジンを4機も搭載しているのが最大の特徴です。万が一1機が停止しても余裕を持って飛行を続けられる高い安全性が実現されていました。 現在ではこのように多数のエンジンを搭載した機体はあまり運用されていないので非常に貴重な機体です。

現在の空を支えるのは、長年エースとして活躍するBoeing777と、次世代のスタンダードであるBoeing787です。 特にB787は機体の主要構造に炭素繊維複合材を採用した革新的なワイドボディ機です。 従来機より燃費を向上させ、喉や肌が乾燥しにくい高湿度な客室や景色を楽しみやすい大型の電子シェード窓など、圧倒的な快適性を実現しました。

旅客機として空を飛んでいた機体はその後どのような運命を辿るのでしょうか。 今回は、貨物機として回収される際に取り外されたBoeing767の実物の窓枠をパネル展示します。 日本の機体は安全性や耐久性が非常に高いので、空調が故障するなど旅客機として運用することが不可能になった機体は貨物機として再利用されることがあります。 引退後の姿を間近で観察し、機体の構造を肌で感じられる貴重な機会になります。

最後に、今回の展示制作にあたり実際に格納庫を見学して発見したことをご紹介します。 最近は中央に独特な渦巻き模様が描かれているエンジンもありますが、何が目的かご存知でしょうか? これは単なるデザインではなく、「エンジンの稼働状態を一目で判別するため」のものです。 複数機が稼働する空港では周囲の騒音が非常に大きくなるため、音だけではエンジンが回転しているのか判断しきれないことがあります。 不用意に近づくことなく視覚的に判断できる、現場の安全を守る重要なサインなのです。

300トンを超えるBoeing777など巨大な旅客機を地上で自在に動かす車を「トーイングカー」と呼びます。 車体のサイズは一般乗用車(1〜2トン)とそれほど変わらないように見えますがその自重は約30トンにも及びます。 このようにあえて重く設計されているのは、タイヤのグリップ力を最大に高め、巨大な機体を牽引できるようにするためです。 また、最近は飛行機の前輪を自らの車体に乗せて機体自体の重量を利用してグリップ力を稼ぐ「ディスパッチ・トーイング」という方式の車両も活躍しています。